神社人 極意
♦HOME 参拝者から、特にご質問いただく内容を記載します。


神社人
  豆  知  識  
◇ 狛犬[こまいぬ]とは
狛犬は高麗犬・胡麻犬などとも書き、神社社殿の内外に守護と装飾の意味を兼ねて置かれる一対の獣形です。古い歴史の我が国の文化は中国から伝来したものが多いのですが、この狛犬も儒教思想と共に伝来しました。
中国大陸でも魔除けの神として、蒼黒色の一角獣を大切にします。阿吽の呼吸との言葉がありますが、阿吽の阿とは口を開けた様。吽とは口を閉じた様で、最初と最後を表すとも言われていいます。神聖な場所を護るため、魔を祓うのが狛犬です。

◇ お祭りとは
祭るという時は、机の上に食べ物を置いた形を象形されています。つまり、神にお供え物をする姿を描いたものです。そこで、身も心も清めた上で神様にお供え物を献上し、真心こめてご奉仕することを「まつり」といいます。その語源としては、「たてまつる」がまつるになったのですから、捧げまつる…。差し上げる、献上する意味です。神様にたてまつる儀式が祭りなのです。また神様がいらっしゃるまで、お待ち申し上げるのですから、“マツ=待つ”という意味もあり、”ラウ”とは行なう意味が含まれ、神様に“マツラフということ”すなわち感謝の気持ちをもってご奉仕するということになります。

◇ 鳥居とは
諸説有りますが、左右対称の鳥が木に止まった姿を現しているのが鳥居と言われたり、「通り入る」とか「鳥栖」[とりい]ともいわれ、神域を表示する神社の門の一種として用いられています。そして、神社の入口には、必ず鳥居があります。これは結界を示し、この先は神聖な場所であるとの建造物でもあるのです。 そこで、この鳥居をくぐりぬける事により、一層の罪穢れを祓い清めご神前に赴くわけです。

◇ お賽銭とは
古来より農耕を中心にする日本人にとって、神社にお参りをする時は、お米をお供えしていたのですが、時代の変遷で次第にお金をお供えするようになりました。元来「賽銭」とは、祈願成就のお願いやお礼参りの際に、「報賽(ホウサイ)」として神仏に奉った金銭のことなのですが、それが奉賽と言い、奉賽銭とも言われていましたが、今日では単純に賽銭と言われています。今でも、賽銭の代りにお米を紙に包んでお供えしたり、お餅にしてお供えしたりする風習も残っています。

◇ 神輿[みこし]や山車[だし]について
全国各地の神社では、祭りに伴い神輿山車の渡御が行われます。これは普段神社にお鎮まりになっている神様が、この巡幸の時に神輿や山車にお遷りになり、氏子の人達と共に地域を廻って行きます。神様が里に降りて来られるので、この祭りにより神と人が一体となり、人々は祭りを通じて活気を取り戻し、神様もこうした人々の姿を見て喜び、渡御する地域の各家々に御神徳を与えて下さるのです。

◇ 古いお札はどうするの?
一年をお護りして頂く神様のお札は、その年のお正月に求める事が多いのですが、これは魂の再生に起源を発し、新しい神様はより大きな力を持たれるとの信仰があります。
そこで、一年間お護り頂いた古いお札は、粗末にならないよう、神社へ納めます。神社には古札納所が設けてあります。また、氏神様以外の神社から受けてきたお札は感謝の気持ちをこめて、その神社にお納めできればよいのですが、頂いてきた神社が遠隔の地など、やむをえない事情がある場合には、氏神様にお納めください。神社では、集められたこれらの古いお札から神様にお戻り願い、浄らかな火でお焚き上げします。

◇ 「お稲荷さん」ときつねの関係は?
「稲荷大神様」のお使いはきつねとされています。そのきつねは眷属と言い、神様をお守りしたり神様のお使いをしたりするのです。鹿が眷属の場合もありますし、蛇やムカデまでが眷属であるとされる場合もあります。そこで、白狐は珍しい事もあり、高貴な眷属として拝めらます。稲荷大神様のお使いですので、稲荷大神様が狐ではないのです。

◇ 注連縄とは
注連縄は神社や家庭の神棚によく見られるように、神前または神聖な区域などにかけ渡し、内と外を隔てて 不浄にふれさせないために用いられるものです。関東では大根締という巻き始めが太く終りが細い注連縄がありますが、神棚に向かい右に太いほうを取り付けます。商家では細いほうを船の舳先にみたて入口に近い方を太くする所もあります。
そもそも注連縄は、天の岩戸の神話で天照大神様が二度と岩戸に戻られないよう 稲わらをなって岩戸に張りめぐらせた事から始まり陰と陽を分ける標しや聖域を囲む標しに使われてきました。お正月や祭りには家の前に軒提灯や注連縄を張りますが、その家は神様をお迎えする為の掃除もおわり準備が出来上がっているしるしでもあります。

◇ 二拝二拍手一拝とは
古くは貴人に対しひざまづいて拝礼をし、相手を敬う気持ちを表したといわれ、人に対しても拍手をしていたようです。敬意を表す参拝の作法となっています。賜り物や食事を頂く時にも感謝の意を込めて拍手を打ちます。

◇ お盆について
日本古来よりの御霊祭り[みたままつり]のことで、墓参りをしてオガラという麻の芯を燃やす迎え火を焚きます。そして先祖の御霊を家に招き、日頃よりお守り下さる事を感謝し、ごちそうをつくります。先祖にお帰り頂く時には送り火を焚いたり灯篭流しをして、また一年の無事を祈ります。

◇ お稲荷さんの鳥居が赤いのはなぜですか?
諸説ありますがイナリは鋳物[いもの]が成りと言い、炉の中の赤い鉱石に見立てたという説や稲穂が成りとも言い、田んぼにこうべを垂れる稲穂は黄金色に輝くといいますが、これを朱色に見立てたという説もあります(江戸時代のお金の単位に朱があり ます。)

◇ 神主と巫女の違いは?
神職(神主)には男性も女性もおりますが、いずれも神様と参拝の方の仲を取持つ仕事をしています。巫女さんはその神職の仕事を補佐する仕事をする女性の方で、通常は緋袴という赤い袴をはいています。

◇ 大祓(おおはらい)とは
夏越(6月晦日)・年越(12月晦日)に半年ごとの罪穢を祓うために各地の神社で斎行されます。形代[かたしろ]に息をふきかけ罪穢を移したものを神社へ納めお祓ののち清らかな川や海に流し、お清め致します。

◇ 産土神 (うぶすなのかみ) とは
産土(うぶすな)の神とは、「生まれた土地」の守り神さまのことです。
産土神さまは、生まれた土地を領有、守護する神様であり、産土の神さまはその人の一生の守り神様で生まれる時から死ぬ時まで、そして死後も守り導いてくださる、本当にありがたい守護神(しゅごしん)であります。
中世より「産土詣」の語が一般に使われるようになり、生まれた子の初宮参りをはじめ、成年式、七五三、厄祓い、地鎮祭等にいたるまでを産土神社に参拝する風習がありました。
◇ 先祖神(霊)と産土神 (うぶすなのかみ) の関係
昔から日本人は、先祖神と産土神との深い結びつきを通して、生きている時はもちろんのこと死んでからの安心も得ていました。
産土神は、その人を守護している先祖神を統括している存在の神様であり、自分を直接守護してくださっているご存在の神様に「心を向けることが開運の基本」であると教えがありました。
産土神は祈願・相談事などの「総受付役」であり、産土神さまは結婚・出産・家族・相続・健康・心の問題など身内の問題・内面的なことに後押し、守護をしてくださる神様であるとの教えがありました。
◇ 産土神 (うぶすなのかみ) と開運のおかげ
日本人は、産土神とのつながりを深めることで人生を生き抜いていく力を養って、運命を改善し、産土神に喜ばれるような生き方をすることで、タイミングのよい開運の体質になっていくとの教えを守ってきました。
産土神に祈るのは、自分のルーツの先祖神に祈ることであり、「おかげ」をいただきやすい存在ある神様であります。
産土神社にお参りする時は「わが産土の大神さま」とお呼びして下さい。昔から日本人は、その土地のご神霊に感謝して、最もよい氣が流れている所に神様をお祀りしました。神社の見た目の大きさと御神徳の大きさは比例するものではありません。「生まれた土地の神様」「住む家の土地を守る氏神様」に祈りをささげることが開運のコツであります。
「生まれた土地の神様」「住む家の土地を守る氏神様」の参拝客が少ない神社ならば、他の参拝者への気兼ねなくお参りできるし、神様に顔を覚えてもらえるラッキーな神様様であります。

神界を会社にたとえて言うならば下記のようになっています。

       社長クラスの神社 : 伊勢神宮、出雲大社
       部長クラスの神社 : 一の宮、総社・惣社
       課長クラスの神社 : 総本宮
       係長クラスの神社 : 総鎮守、村社
       窓口担当者の神社 : 産土神社・鎮守神社・氏神神社


このように神界には役割分担があって、一番仲良くしなくてはならない、担当者を忘れてしまってはならないのが会社の窓口ともいうべき産土神社・鎮守神社・氏神神社であります。

ところで、神社にいくら参拝していても「開運した!!」という実感がないとの声があるのをお聞きすることがあります。初詣や特別祈願を部長・課長の神社に参拝し開運を望むならば、常日頃より産土神社・守護神社・氏神神社にご参拝することをお勧めします。
◇ 産土神社 ・氏神神社 はあなたの守護神
産土神さまは「自分の産まれた土地」そのものに宿り、守護してくださる一生の守り神様です。今までずっと見守って下さった産土神さまに、感謝の参拝をしましょう。
産土神さまは、さらにあなたを守護して下さるようになります。平素から「人は祖に基づき、祖は神に基づく」という祖先感を理解し、毎月1日(月始祭)・15日(月並祭)御礼参りをすることをお勧め致します。

人生の大きな願が叶う参拝の極意  (願いと運が叶いやすい心得)  
◆ 平素から「人は祖に基づき、祖は神に基づく」という先祖霊・先祖神を理解し実践すること。

   ・ 毎月1日と15日は、仏壇や産土神社・氏神神社に手を合わせ、あなたをバックアップ
    する守護神、守護霊にご挨拶すること。

   ・ 平素から神棚や産土・氏神様に細々とした願いを何でもお伝えし、神界と交流する習慣
     をつくること。

◆ 神社参拝の作法を学び、神霊的参拝である正式参拝で祈願すること。

   ・ 普段お世話になっている人にお会いする気持ちで、服装も整えること。

   ・ 玉串奉奠の時、「ありがとう」と日々の感謝の気持ちをお伝えすること。
◆ 日常、世のため人の為となる「真・美・善」に触れ、明るい生活に努力すること。

◆ 願いが叶った後、必ず「お礼参り」をすること。

          「願い事」の内容            理想の参拝回数   あるべき参拝回数

 土地神様     日常の細々な願い事          毎日参拝する    1日・15日など月1〜2回

 国 津 神    スペシャルな御神徳に祈願する場合  月に1回      年に1〜3回程度


 伊勢神宮     祈願内容が大きい場合          年に1回      3年に1回

■ 「人は祖に基づき、祖は神に基づく」です。毎月1・15日は神社に参拝しましょう。
■ あなたの人生行事を守るのは、産土神社(出生地の守り神)氏神(現住地の守り神社)です。
■ 普段、神棚と守護神社に手を合わせることで、遠くの神社の特別祈願が有効になります。
■ 産土・氏神神社は、あなたの守護神や守護霊に指示するお働きがある守護神社です。
■ 産土・氏神神社が特にお働きになるのは人生の節目の時期です。
    出産 入学 厄歳 就職 結婚 死去
■ 当神社を含め、不快に感じる神社をさけ、すがすがしさや安らぎを感じる神社を選ぶことです。
■ 「願い事」がかなう参拝は、社頭参拝ではなく、神殿で祈祷する正式参拝(心霊的参拝)が確かです。

結婚記念の式年数について  (イギリス式年数)
75年  白金 婚式       60年  金剛石婚式       50年  金  婚式
25年  銀  婚式       20年  陶器 婚式       15年  水晶 婚式
10年  錫  婚式        5年  木  婚式        1年  紙  婚式

長寿祝いの年齢について  (数え年)

100歳  上寿・百賀

99歳  白寿       90歳  卒寿       80歳  傘寿
77歳  喜寿       70歳  古希       61歳  還暦

人生儀礼について
                  上寿と百賀    卒寿と白寿    傘寿と米寿
                  古希と喜寿    還暦の祓い    出産の 祝
                  結婚式の祝    大学卒業祝    成人式の祝
                  厄歳の祓い    就職等の祝    大学の入学
                  高校卒業祝    高校入学祝    中学卒業祝
                  中学入学祝    小学卒業祝    小学入学祝
                  七歳宮参り    幼稚園入園    五歳宮参り
                  三歳宮参り    満1歳誕生    お宮 参り

歴 (こよみ) の意味について
            明治以前の歴には記載されていない、比較的歴史の浅い歴注であります。

            ■ 先勝 (せんかち)  「午前中は吉、午後二時より六時までは凶」と言われる
            ■ 友引 (ともびき)  「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。ただし葬式は忌む」と言われる。
            ■ 先負 (せんまけ)  「午前中はわるく、午後はよろしい」と言われる
            ■ 仏滅 (ぶつめつ)  「一日中 つつしむべし」と言われる
            ■ 大安 (たいあん)  「一日中 万事すべてによし」と言われる
            ■ 赤口 (じゃっこう) 「午前11時ごろから午後1時ごろまでが吉で、それ以外は凶」
              と言われる
服忌(ぶっき)の対応について  (仙台市大崎八幡神社服喪標準日数表参照)
【故人の冥福を祈る服忌の日数】

■ 喪家(葬儀を行った家)の同居家族
   の服忌日数は、世帯主の服忌日
   数と同じです。

■ 血族と姻族の違い、喪家と喪家以
   外の違いを左表でご確認下さい。


【服忌の意味を知らない非常識人】

  ◇服忌期間中に、結婚式等祝いご
    とに参加している人
  ◇服忌期間中に、ハレ型行事(華
   道・茶道・踊りに参加又は宴席
   に参加している人
  ◇服忌期間中に、神社めぐりの観
   光旅行をしている人
  ◇服忌期間中にギャンブルをして
    いる人


★★ 人に接するお仕事・役職の方は
   神社で服忌期間を短くするお祓
   いをし、非礼を避けています。

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■ 神棚を祀る場所
   神棚は、屋内に設けられた常設の祭場であります。

   家庭では、座敷等の接客用ハレ場や家族の集まるリビングルームの
   高いところに、南向き或は東向きに設置して下さい。

   事務所は、その中心となる場所の南向き或は東向きに設置して下さい

     ※拝むのに都合がよいところということも条件となります。
     ※神棚の上に階上が場合は、雲を墨書した白紙を
       貼るか、神棚の上に板か雲板を付けること。
     ※ドアの上や障子・ふすまの鴨井の上は避けること。
■ 神棚の祀り方
   神棚には、本来御鏡(みかがみ)や御幣(ごへい)を祭ります。

   現在は、宮型(みやかた)という神社のいわばミニ社殿に御鏡・御幣・お札
   を祭ります。

   中央に日本国最上位の神様である天照皇大神宮のお札と御幣を
   右側に住まいの土地をお守りする氏神様のお札と御幣を、左側に
   他の崇敬する神社のお札と御幣を祭ります。
     (お札の並べ順は、厳守して下さい。)

     ※お札の後ろに御幣を重ね合わせて祭ります。
     ※御幣は、白紙・五色紙・金色があります。神社にご相談下さい。
      
■ 神棚の祭祀器具について
   神様にお供える神饌(しんせん)として必要最小限のものは、米・水・塩です。

   氏神様の祭日、人生儀礼日等に酒・季節の魚・野菜・果物等を供えての
   祭りをお勧め致します。

    ☆御神酒は、瓶子(へいし)に入れてお供え下さい。
    ☆米・塩・その他は、平瓮(ひらか)という皿にのせてお供え下さい。
    ☆神灯(ローソク立て)は、願い事をする時に灯して下さい。
    ☆米は、洗い米をお供え下さい。
■ 神棚を祭る場合の心得
   初めて神棚を設けたら、必ず氏神となる神社(住む土地を守る神社)
   の神職に神棚設置の部屋及び神棚の「お祓いの儀式」と「御鎮座」の
   御祈祷をお願して下さい。

    ☆宮型(神社のいわばミニ社殿)のお祓いだけでは不自由分です。
    ☆お祓いの時、御幣・御鏡・天照皇大神宮と氏神様のお札は、ご用意して
     頂いて下さい。

    ☆お祓いの時、神灯(ローソク立て)は灯して下さい。
    ☆神棚を移す時や新しくする時は、御動座・御鎮座の御祈祷をして
     下さい。
     ※転居の際は、御動座のご祈祷を必ずして下さい。
     ※事情により御動座をしないご家庭や事務所は神棚を設置せず、
      お札(お守り)のみにすることをお勧めします。